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職業ドライバーの種類

職業ドライバーにはどんな仕事がある?-業種・特徴
職業ドライバーには様々な種類があります。
求人が多いのはトラックドライバータクシー・バスなどの旅客ドライバーです。

 

それぞれ細かく分類されているほか、レアなドライバーの仕事もたくさんの種類があります。
職業ドライバーの種類とそれぞれの特徴をまとめました。

 

貨物ドライバー

長距離や中距離を走る!職業ドライバーの代名詞|貨物ドライバー
荷物などを運ぶ貨物ドライバーは行き先までの距離に応じて長距離・中距離・地場(短距離)に分類されています。
長距離ドライバーは大型やトレーラーなど大きな車両を使っているケースが多く、なかには1ヶ月間も家に帰らずトラック内および拠点の仮眠スペースなどで生活するケースもあります。

 

長距離は全般的に給料が高いですが、短距離が長距離・中距離に比べて低収入になるとは限りません。
宅配は軽自動車など小さい車両を使っても高収入を得られるケースがあり、手積み手卸しの有無や配達件数・拘束時間などによって給料が大きく変わってきます。

 

回送ドライバー

回送ドライバーは荷物の積み下ろしをせず、車を運ぶドライバーです。
レンタカーの回送や整備車両の引き取り、新車トラックの自走による運搬などがあります。

 

ドライバー専用の車両がなくて片道は公共交通機関で移動するなど、全国を旅しながら働ける仕事もあります。

 

バスの運転士

バスの運転士は大型2種免許が必要で、免許所有者でも社内の試験をクリアしないと実際に乗客を乗せた業務をさせてもらえません。
免許に関しては取得支援をしているバス会社が多く、大型2種を持っていない未経験者でも就職するハードルは低めです。

 

職種は大きく分類して路線バスと観光バスがあり、路線バスでの経験がないと観光バスにキャリアチェンジできないケースが多いです。
働き方改革が実践されている業界で、以前に比べて稼げなくなりましたが無理のない働き方ができるようになった職場が多いです。

 

タクシーの運転手

生活に欠かせない存在!乗客を目的地まで運ぶタクシー
タクシードライバーは乗用車を使い、基本的に1組の乗客を目的まで運ぶ運行を繰り返します。
2種免許が必要ですが、職場の取得支援制度を使って未経験から始めることができます。

 

昨今は配車アプリの普及で働き方が変わっているほか、大学卒業後に新卒でタクシードライバーに就く若者が増えるなど変革期を迎えている業界です。
一般的なタクシーのほかハイヤーやインバウンド向け、介護タクシーなどの仕事があり、独立して個人タクシーを目指すこともできます。

 

役員ドライバー

会社の社長や役員などの専属運転手をする職業で、高級車に乗ることができます。
運転している時間が短めで、車両待機している時間が多いです。

 

一方で急な予定変更にも柔軟に対応する必要があり、清潔感のある見た目を維持するなど役員ドライバーならではの大変な部分もあります。
勤務先の人やそのクライアントなど特定の人だけを乗せる場合は旅客業に該当しないため、2種免許は不要です。

 

送迎ドライバー

バンやマイクロバスで利用者を送り迎えする-送迎車
送迎ドライバーはデイサービスなどバン車両を使った送迎や、マイクロバスなどを使った病院・レジャー施設の送迎をする仕事があります。
デイサービスの場合は送迎だけだと1回の勤務時間が短く、全体的に送迎ドライバーは稼げる仕事が少ないです。

 

定年後のセカンドキャリアで始めるケースが多く、高収入よりも無理なく働きたい理由で選ばれる傾向が強い職種です。
送迎ドライバーも原則として2種免許は必要ありません。なお、法的に2種免許が不要でも雇用主が2種免許所有を採用条件にしているケースがあります。

 

フリーランス

職業ドライバーのフリーランスは軽貨物が人気です。
請負として自社以外の荷物を運ぶ場合は運送業に使用するための登録(専用ナンバーの取得)をしないといけません。

 

軽自動車より大きい車両は緑ナンバーが必要になり、一般貨物自動車運送事業許可を取得する必要があります。
営業拠点や休憩スペースなどを持っている要件があり、起業するには相応規模の会社を立ち上げる労力と初期費用が必要です。

 

軽自動車の場合は黒ナンバーを取得する流れになり、個人でも比較的簡単に貨物車両を用意できます。
黒ナンバーのバンやトラックを使って宅配やチャーター便などの仕事を請ける軽貨物が定番の働き方です。
宅配などでガッツリ稼ぐことができ、自分のペースで無理なく働きたい方にはチャーター便がおすすめです。

 

フリーランスの場合は事故などのリスクを加入している保険で対処する必要があります。
車両保険に加入しないなど保険の補償が薄いと、1回の事故で負債を抱えて廃業してしまうケースもあるので注意してください。